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100年先の未来を見据えて

私たちの森に看板が設置されました

私たち、東京ステーションホテルが参画している〈企業の森〉プログラムの現地に、晴れて看板が設置されました。この看板には、大船渡市の林野火災で被災した木を使っていただいています。安全や森林保全のため伐採された被災木も、使わなければ廃棄物になってしまう。せめて象徴的な看板に使いたい、という思いをmore treesと現地の職人の方々が叶えてくださいました。

綾里熊之入はこんなところ

 私たちの森がある綾里(りょうり)地区は、岩手県大船渡市の南端、三陸海岸のほぼ中央に位置しています。リアス式海岸の入り江と豊かな森が広がる綾里地区のなかでも、熊之入(くまのいり)は内陸で森林地帯のど真ん中。目の前に三陸鉄道リアス線が走っていて、綾里駅~陸前赤崎駅間で現地を垣間見ることができます。運がよければ看板も実際にご覧いただけるかもしれません。

森づくりは始まったばかり

この熊之入の森は伐採が済んた状態でしたが、残っていた切り株の焼け跡が、大規模森林火災の被害がここにも及んだことを物語っていました。周囲には根元が焼けこげた木立も見受けられました。伐採が済んでいたからこそ、直ちに森づくりが開始できたともいえます。植樹した苗の可憐な姿を目にして、愛おしさを感じるとともに、彼らが太く根付き、美しい森となるまでの長い時間と、それを維持・継続していくために人間が関わる重要性を目の当たりにし、身の引き締まる思いがしました。
 

〈東京ステーションホテルの森〉がいよいよ始まりました。これからも活動の内容をリポートしてまいりますのでお楽しみに。ゲストのみなさまがホテルで参加いただけるような取り組みも、あれこれ思案中です。ぜひ〈東京ステーションホテルの森〉を一緒に見守ってください。

100年先の未来を見据えてわたしたちにできること

損失から回復軌道へ

私たちの暮らしはあらゆる多様性を持つ自然の恵みによって支えられてきたにも関わらず、これら〈自然資本〉の毀損・枯渇が明るみになってきた現代。そんな状況に歯止めをかけ、自然を回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」という考えの下に、「都会のいちホテル」の私たちができることは何か、模索し続けています。
>環境省 ネイチャーポジティブポータル

今から100年先の未来のために

日本の国土は緑豊かと言われますが、手入れが行き届かなくなっている森が増えている、という問題があります。人が関わり続けることを前提に成立してきた人工林は人が離れることで荒廃が進み、さらに頻発する自然災害や林野火災により、自然の力だけでは再生が望めない場所も各地で生まれています。今から森の保全に着手すれば、100年先の未来にも、豊かな森を残すことができるはずです。

森林の維持と復活

戦後に国を挙げて植林が推し進められたスギ・ヒノキ・マツなどは、今まさに木材利用の適期を迎えています。全国各地で伐採が進む一方、その後の再造林率は4割程度にとどまるという調査結果もあります。立地条件に恵まれた場所では再造林も進みますが、林業に適さない土地では伐採後に放置され、やがて森林としての機能を失いかねません。いま求められているのは、森という自然に、人が継続的に関わることなのです。

目に見える活動を

丸の内という都会のど真ん中にいる私たち東京ステーションホテルでも、「目に見える」形で〈ネイチャーポジティブ〉な活動をできないか。そこで、かねてから募金を委ねている森林保全団体のmore trees(モア・トゥリーズ)が展開している〈企業の森〉への参画が浮上しました。日本各地の保全が必要な森林と企業をつなぎ、協賛という形で森林の循環機能を回復させるプログラムです。
>一般社団法人 more trees

〈東京ステーションホテルの森〉が始まりました

 私たちの森は岩手県大船渡市三陸町綾里熊之入(りょうりくまのいり)という地域で展開されます。大船渡市は2011 年の東日本大震災で津波の被害、さらに昨年2 月には3,400 ヘクタールにおよぶ大規模林野火災に見舞われました。一部では国庫補助事業による森林復旧が進められていますが、その事業ではカバーされない、比較的小規模な森林からサポートを開始しました。